無理なダイエットをすると、きれいな痩せ方をしないほかにも、
老化を加速させたり、健康を損ねる可能性があります。
誤った情報や独断に基づいたダイエットで後悔しないよう、
無理なダイエットをすることによるリスクをご紹介していきます。
無理なダイエットをすることによるリスクとは?
①極端な食事制限による栄養不良
ダイエットの方法でよく行われるのが、食事制限です。
過度な糖質制限や食事そのものの回数を減らしたりなど、極端な食事制限をすると栄養不良になり健康にさまざまな害を及ぼす可能性があります。
体のエネルギー源となる炭水化物の不足は、集中力の減退や疲労感の原因となります。
また、タンパク質が不足すると、体力や免疫力が低下してしまったり、鉄分の不足により貧血になった場合、だるさや疲れやすくなります。
極端な食事制限は、体に悪影響が出てしまうこともあります。
ダイエットを始める際には、極端に量を減らすのではなく、主食・主菜・副菜のバランスを取れた食事をするようにしましょう。
②ダイエットの反動で太りやすくなってしまうことも
無理なダイエットによって、一時的に体重を落としたとしても、その反動で元に戻ってしまうリスクがあります。
急激な減量とリバウンドを繰り返していると、太りやすい体質になってしまう可能性もあります。
痩せやすい体質をつくる継続的なダイエットをすることが大切です。
③痩せなきゃと思い込むのは摂食障害になることも
痩せなければいけないという、脅迫観念にとらわれてしまうと、摂食障害になってしまうこともあります。
もっとも病気にかかりにくい理想体重は、BMIが22程度といわれています。
BMIが25未満であれば、食事の量を減らす必要はありません。
ダイエットといっても体に負担をかけるような無理なことはやめましょう。
無理なダイエットをすることによる病気になるリスク
無理なダイエットをすることが原因で、病気になってしまうこともあります。
●栄養失調
●拒食症
●過食症
●貧血
●脂肪肝
●不妊
●耳管開放症
●うつ病
無理なダイエットをすることによるリスクを回避【正しいダイエット方法】
①カロリーをコントロールする
カロリーをコントロールするのは、ダイエットにとって重要です。
1日の摂取カロリーが消費カロリーを超えると、余ったカロリーは体内に蓄積されそれが体脂肪となって 肥満の原因になります。
1日の摂取カロリーを決めて、食事をそのカロリー内に抑える習慣をつけましょう。
厚生労働省が推奨する、通常の生活を送る女性の推定エネルギー必要量
18歳〜29歳→2.000kcal/日
30歳〜49歳→2.050kcal/日
50歳〜64歳→1.950kcal/日
肥満の方は、この表の数値よりカロリーを摂取している可能性があるので、推奨カロリーを目指すようにしましょう。
糖質や脂質の過剰摂取は、肥満につながりやすいです。
一方、ビタミン・ミネラルにはダイエットを促進する栄養素が多いので、積極的に摂取しましょう。
なかでもダイエットに効果的なサポートをしてくれるのがビタミンB群です。
ビタミンB2は脂肪の代謝、ビタミンB1やパントテン酸は脂質の代謝を助けるため、痩せ体質にするには最適です。
②運動をする
30代、40代の方は、筋力トレーニングを取り入れるといいです。
筋肉が増えれば、代謝量が増加するので消費エネルギーが増えます。
有酸素運動も脂肪を直接燃やしてくれるだけでなく、心肺機能の向上にもつながる優れた運動ですが、筋肉も消費してしまうので、リバウンドの予防と美しく痩せるには、有酸素運動と筋力トレーニングの両方を行うことがベストです。
無理なダイエットをすることによるリスクまとめ
無理なダイエットをすることによって、健康を及ぼしたり、病気になったりと痩せてもいいことはありません。
ダイエットをするなら、健康的に美しく痩せるよう、正しいダイエットを行ってください。
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