抜け毛の原因は、遺伝と思われがちですが遺伝だけが抜け毛の原因ではありません。ヘアスタイルや生活習慣など様々な要因が重なり合って抜け毛は起こります。
抜け毛の原因を知り、抜け毛対策や抜け毛予防を実践することで、あなたにとってベストな毛髪の状態を目指しましょう。
注意すべき抜け毛とは
そもそも、抜け毛はどのように起こるのでしょうか。
抜け毛自体は、髪の生え変わりのサイクルの中で必ず起こるものです。毎日50~100本程度の髪が抜けていると言われています。この範囲内の抜け毛であれば心配はありません。
正常な髪の毛のサイクルでは、新しい毛が生え始めてから2~6年成長し、髪の毛のもととなる毛包が小さくなって成長が止まる2~3週間の退行期、3~4カ月の休止期を経て、新しい毛が生え始めることで古い毛は脱毛します。
抜け毛が増えるときには、この過程でなんらかの異常が発生しています。
例えば、壮年性脱毛症(AGA)になると、成長期の期間が短くなるため、髪が細くなり抜け毛の量も増えます。また、毛包も、成長期に十分に成長しないまま、退行期・休止期に移行するため、毛包も小さくなっていきます。そうして、ヘアサイクルの期間が短くなり、やがて、毛が生えなくなってしまうのです。
壮年性脱毛症(AGA)は遺伝性のものですが、どのように薄毛が進行するかは遺伝だけではなく、複数の抜け毛の原因が関係している場合もあります。
生活習慣や喫煙や紫外線なども抜け毛の原因として挙げられます。抜け毛の原因を知り、予防・対策を行いましょう。
① 原因:生活習慣
抜け毛の原因としてまず考えられるのが生活習慣です。
食事の内容一つとってみても、長年の食習慣の積み重ねが抜け毛の原因となる場合もあります。例えば、高脂肪の食事は、血行を悪くし髪に栄養が届きづらくなるため、抜け毛が増える恐れも。
また、過度なダイエットや偏った食事で、毛髪の原料となるたんぱく質が不足すると、毛髪への栄養が不足し、これも抜け毛の原因となります。
睡眠不足も毛髪にダメージを与えます。睡眠不足が続くと、全身の細胞の生まれ変わりに悪影響を受け、毛髪や頭皮環境も悪化するため、抜け毛が増える要因となります。
② 原因:喫煙
喫煙は、血液循環が悪くなるため、頭皮への血行不良を起こして、十分な養分が毛髪に行き渡らなくなるため毛髪が抜けやすくなります。
継続的に喫煙することは、血行不良の状態が慢性化しますので、毛が抜けた後、新しい毛が生えてくる段階においても栄養が十分にいきわたらず再び抜け毛となり、毛髪の成長サイクルに悪影響がでる可能性があります。
③ 原因:過度のストレス
短期間で毛髪が抜けて地肌が見えるようになったり、毛髪が抜けたところから髪が生えてこない場合は、円形脱毛症が疑われます。
④ 原因:ホルモンバランス
細く柔らかい髪になっていきます。
⑤ 原因:ヘアスタイル
例えば女性の場合、ポニーテールなどで、後ろに引っ張り続けられた髪の生え際は長年の負担がかかっており、それが原因で抜け毛になる症状をいいます。
また、同じ分け目を続けていたり、まとめ髪を長時間する方は抜け毛が起こるリスクも高まりますので、分け目や髪形を変え、髪に負担の少ないヘアスタイルを心がけましょう。
⑥ 原因:カラーリングやパーマの薬剤や、整髪料など
また、毛髪につけて髪形を整えるワックスやジェル、ヘアスプレー類などの整髪料を使用したら、毛髪はもちろん地肌もしっかりとシャンプーしましょう。
頭髪の毛穴に薬剤などが残っていると、抜け毛の原因となります。
⑦ 原因:紫外線
また、毛髪も紫外線によるダメージを受けます。長期間にわたって紫外線が頭皮にあたり続けた場合、頭皮は乾燥して硬くなり、毛髪が育ちにくい環境になります。
また、毛髪へのダメージも抜け毛の原因となります。
⑧ 原因:加齢
血行が悪くなるため、毛髪の成長に必要な栄養が行き渡らなくなった結果、ヘアサイクルが乱れ、抜け毛が増えたり、髪が細くなります。抜け毛には様々な原因があります。
抜け毛が増えた原因には、どれか一つが原因というよりも、複合的に様々な原因が絡み合って抜け毛が起こっていることも考えられます。
思い当たる原因があれば、それぞれ対処していきましょう。
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